ドラゴンクエストIII HD-2Dリメイク プレイ感想
ゲーム前年発売されたドラクエ 3 のリメイクをクリアしたのでその感想です。
ドラクエ 3 今までのリメイクやオリジナルもプレイしたことがなかったので、そういう人間の感想であることをご了承ください。
ちなみにコンシューマーの他ドラクエナンバリングタイトルは全てプレイしたことがあります。
ドラクエほぼコンプリートということで感慨深いです。
三行まとめ 📝
勇者、そしてドラクエの原点を体験できる作品。
HD-2D の表現は本当に素晴らしく、特に敵モンスターのアニメーションが GOOD!
現代の他 RPG と比べると少し物足りないですが、3 ですでにドラクエの面白さの軸が固まっていて驚かされました。
特に印象に残ったところ 🔍
モンスターのモーション
発売前はいちモンスター好きとしてサイズの小ささが気になっていたのですが、プレイしてその懸念はすぐバシルーラで吹っ飛びました。
とにかくアニメーションがいいです。
攻撃モーション、やられモーションも個別に用意されていて、どれも高クオリティ。
ちゃんとそのモンスターの特徴をとらえた動きをしてくれるんですよね〜。本当に最高です。
例えばスライムならその流動さを、鳥のモンスターならしっかり翼を広げるモーション、etc.etc…
個人的にはこれだけでやって良かったくらいです。
近いところだとドラクエ 7 ですが、それがもっと美麗になった印象です。
それだけにモンスター辞典がないのが悔やまれます…!繰り返しモーションを見たかったのに…!!
HD-2D の表現
街づくりやダンジョンなど、背景表現もとても美しかったです!
スクエニさんがオクトパストラベラーで魅せた 2d 表現が見事に昇華されています。
光の表現、水やマグマの表現、そしてそれらの中に 2d のキャラを溶け込ませる技術は一軒の価値ありです。
グラフィックに関して 2d のリメイクとしては一つの完成系だと言っていいと思います。いや、言わせてください。
性格システム
性格システム、これ結構面白かったです。
ポケモンを始め、キャラに性格がつくのは割とよくある表現ですが、それをテキストの中に頻繁に組み込んでくれるのが新鮮でした。
私は「わがまま」な性格と診断されたので、ほうぼうでそのわがままさをイジられるという…笑。
こういった丁寧な分岐は没入感やワクワク感を高めてくれますよね。
わ、わがままど申すかーっ!
ダーマ神殿の転職で性格について触れてくれる
仲間にも性格があるよ
やり込み要素としては定番の小さなコイン集めに加え、モンスターを集めて戦わせるモンスター・バトルロードがあります。
正直強いモンスターを集めるだけなので戦略性は薄いのですが、モンスターと話した時のセリフがちょっと面白かったりします。
ごくらくちょうという、戦闘中他のモンスターが呼びだした時だけ戦えるモンスターがいるのですが、このモンスターの固有セリフがこちら。
「はぁー……あいつら 気軽に よび過ぎなんだよなぁ。」
「ごくらくちょうにも プライベート ってのが あるんだからさぁ……」
こういう小ネタはドラクエの醍醐味ですよね。
ここが気になった…🧐
堕落の道「まもの使い」
このゲームは職業選択ができるのですが、その職業の中の一つてある「まもの使い」。
こいつが明らかに強過ぎます。全ての職業のトップに君臨する職業です。
まもの呼びという強力な攻撃がある上に、ビーストモードを使えば 1 ターン 2 回攻撃できるので、実質 800~1000 ダメージ。
完全にバランスブレイカーです。
まもの使いが大暴れしたために、特にレベリングせず裏ボスのしんりゅうを倒せてしまいました。(あるものは使ってしまうタチなので…)
自主規制?
昨今の事情を踏まえ、性別の表記が変わったりしている今作ですが、実際の世界地図そっくりなマップなのでその住民を揶揄していると感じるようなテキストがあり…
これはいいのか?と勝手にヒヤヒヤしていました。
昔はそういう RPG 多かったな〜と懐かしく思いつつ、今の時代ではかなりグレー寄り。
自主規制の基準ってちょっと謎ですよね。
エジンベアにて。これは位置的にイギリス。
スーの村にて。位置的には北アメリカ…。
ボイス
ボイスは世界観に合ってなかった気がしたので無しの方が好みでした。
ボイスはあって損することなしと思ってたのですが、必ずしもそうじゃないんだと学びましたね。
祠ワープ
ちょっと細かいですが「祠ワープ、いる?」という問題…。
ルーラやラーミア、船で自由に行き来できるので、祠の存在意義が薄く、立ち位置がよくわからないなと感じました。
おそらくリメイクで移動が楽になったせいかなーと想像しています。
自分は初見プレイだったのでちょっと戸惑いました。
その他
バラモスって働きすぎじゃないですか?
2 回も先頭がある上、倒した後に骨になってまで戦ってきました。
過労死を超えて骨まで折って、ちゃんと労災降りるのかなと心配になりました。
とまあ色々書きましたが、総プレイ時間 45 時間越えがあっという間に感じる楽しさであったのは間違い無いです。
りゅうおうとハーゴンの繋がりも最後に描かれていて、次に発売予定の 1&2 のリメイクの楽しみです。