ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜 プレイ感想
ゲーム今更ではありますが、ライザのアトリエシリーズをプレイしました。
今や 26 作品も出ている長寿シリーズだそうで。
いつかやりたいと思っていたアトリエシリーズですが、今回ようやくプレイすることができたので感想を。
三行まとめ 📝
コンセプトに丁寧で洗練されたゲームデザイン。
錬金術やキャラの魅力を中心に、他要素も丁寧に作られた RPG 作品。
JRPG のエッセンスが詰まっていてとっても面白かったです。
特に印象に残ったところ 🔍
ライザのキャラデザの魅力で話題を掻っ攫った(?)印象を持っていた本作ですが、キャラクターの魅力の魅せ方に非常にこだわりを感じます。
特に「おお…」と思ったのがシステム画面。
調合画面、システムメイン画面、レベルアップ画面に至るまで、どの画面にもライザ達を表示するんだ!という強い意気込みが現れています。
巷で言われてるように、キャラデザ、やっぱりいいですね。
ライザだけでなく他のプレイやブルキャラや NPC に至るまで、みんな魅力的です。
服装がファンタジーらしい装飾多めな感じにも関わらず野暮ったくないのは、イラストレーターさんのセンスの成せる技でしょうか。
スチルは毎度じっくり見入ってしまうほどグッドです。
ムービーシーンもちょいちょい挟まるのですが、上下に黒帯を敷いているのでかなり細長めです。
割とゲームではみないようなカメラワークや演出が使われていて、ちょっとびっくりしました。
例えばキャラが迫ってくる演出で、実際にキャラをアップするのではなく引き伸ばしているような演出があったり。
キャラ A の手前にキャラ B を横向きで置いて喋らせたり。これすごくかっこいい!
そして欠かせないのが錬金システム。これが超おもしろいです。
同じものを作るにしても、プレイヤーが選ぶ分岐で性能が変わったり、新しいレシピを発見したり。
錬金で作ったものは戦闘時めちゃめちゃ強力です。
戦闘は特に工夫なく進めるとボス戦であっさり負けるように作られています。
でも大丈夫、錬金を少し頑張ればあっさり勝てちゃいます!
序盤は上がり幅が極端すぎないかと不安になりましたが、軸が錬金術なのでこのレベリングデザインは大正解ですね。
戦闘 → 錬金 → 探索のサイクルをどんどん回していきたくなるいいデザインでした。
シナリオも王道的で、少し寂寥感のある感じがいいですね。
本作のストーリーはいわゆるジュブナイルなんですが、このジャンルは少しの寂寥感があるとぐっとよく感じますよね。スタンドバイミー的な。
会話もすごく丁寧に組まれていて、キャラの会話の応酬が楽しいです。
「そうなると思ってました!」「意外とあっさり」といった、展開に対するメタ発言が多いのも特徴的です。
本作のライターさんである高橋弥七郎さんのライトノベルを読んだことがないので、今度読んでみようと思います。
ここが気になった…🧐
ライザリン・シュタウトは 17 歳です。
17 歳というと高校 2 年生くらいですが、あまりにも動悸や言動が幼すぎる…!
「大人の話ってどうしてこう回りくどいんだろうね?」と耳打ちし合う、ライザリン・シュタウト、17 歳。
家の手伝いをサボってとりあえず冒険に出てみるライザリン・シュタウト、17 歳。
中学生ぐらいのノリだなあと引っかかりつつも、ライザのビジュアルを変えるのも…なので難しい問題ですね。
あとは BGM が個人的には、もうちょっと主張抑えめの方が好きだなと思ったりしました。
OST 単体で聴くと粒揃いなのですが、ゲームプレイ中は若干目立ちすぎな感があり…
特にショップを訪ねたときの曲の切り替わりは気になりました。
他のアトリエシリーズも遊んでみたい…!